エクセルがそのままスマホアプリに?中小製造業の現場を救う「AppSheet」とは

「現場の作業日報を、夕方に事務員がエクセルへ手入力している」
「ホワイトボードの予定表と実際の進捗がズレていて、現場に行かないと状況がわからない」
「不良品が出たとき、デジカメで写真を撮ってPCに取り込み、報告書を作っている」

製造業の現場でこうした”ちょっとした非効率”を耳にします。

システムを入れれば解決するのはわかっているけれど、何百万円もする専用システムは高すぎるし、自社の業務に合うかもわからない。

結局、紙とエクセルによるリレー作業から抜け出せない…

そんなお悩みを抱える企業様は少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、Googleが提供しているAppSheet(アップシート)というツールです。

AppSheet(アップシート)とは?

一言でいうと、今お使いのExcelやGoogleスプレッドシートを、プログラミングなしでスマホやタブレットから使える“業務アプリ”に変えられるツールです。

難しいITの知識がなくても、Excelなどの表計算ソフトに入っている顧客名、案件名、納期、担当者などのデータをAppSheetに読み込ませることで、スマートフォンやタブレットで入力・閲覧できるアプリ画面が自動的に出来上がります
その後、現場に合わせてボタン配置や表示項目を調整していくこともできます。

なぜ「中小製造業の現場」に最適なのか?

AppSheetには、製造現場の業務と非常に相性の良い以下の特徴があります。

  1.  現場からスマホでサクッと入力・確認できる
    わざわざ事務所のPCに戻らなくても、手元のスマホやタブレットからその場でデータを入力できます。
    例えば、業務完了報告も、スマホで必要情報を入力して「作業完了」のボタンを現場でタップするだけで、事務所のパソコンにもリアルタイムで最新状況が反映されます。
    ホワイトボードの更新漏れや、事務員さんの転記作業を大幅に削減できます。

  2.  写真撮影やバーコード読み取りが標準で使える
    アプリからスマホのカメラを起動、写真を添付可能です。
    例えば「不良品の写真を撮って、その場で日報に添付する」、「部品のバーコードやQRコードを読み取って在庫管理をする」といった、現場ならではの機能が最初から備わっているため、デジカメとPCを行き来する手間がなくなります。

  3.  現場の「カイゼン」に合わせて自分たちで直せる
    一般的なシステムは入力項目を一つ増やすだけでも業者に見積もりを依頼し、費用と時間がかかります。
    しかしAppSheetは、元のエクセルに列を付け足すような感覚で、自分たちで簡単にアプリの画面や項目を修正できます。
    現場の「ここが使いにくい」「この項目も追加してほしい」という声に合わせて、日々アプリを成長させていくことが可能です。

【実例】案件・原価管理をアプリ化するとどうなる?

「なんとなく便利そうだけど、うちの業務でどんなメリットがあるの?」という方に向けて、受託製造や部品加工の現場でよく使われる”案件・原価管理”をAppSheetでアプリ化した場合、現場がどう変わるのかをご紹介します。

案件の見える化
顧客名、納期、現在のステータス(作業中、完了、請求済など)を、全員がスマホから一覧で確認できるようになります。
わざわざ事務所のホワイトボードを見に行ったり、担当者に電話確認したりしなくても、会社や部署全体の最新状況をいつでも把握できます。

粗利の自動計算
見積金額に対し、確定した金額や外注先・仕入先への発注金額を入力するだけで、自動でその案件の「粗利」や「粗利率」が計算・表示されます。
案件個別の利益はもちろん、「今月の自部署の粗利合計」などもリアルタイムで確認可能です。

変更履歴の自動記録
「いつ・誰が・金額や納期をどのように変更したか」といった履歴を自動で残すことも可能です。
これにより「言った・言わない」のトラブルを防ぎ、社内の情報共有が正確かつスムーズになります。

このように、これまでエクセルや紙で管理していた情報が、現場でいつでも確認・更新できる”生きたデータ”に変わります。
AppSheetによるアプリ化は、現場主導のデータ活用に向けた第一歩に最適です。

まずは小さな業務から試してみませんか?

AppSheetは、大規模なシステム導入とは違い、特定の小さな業務(日報だけ、案件管理だけ、など)から低コストでスタートできるのが最大の魅力です。

弊社では、「まずは自社でどう動くのか見てみたい」という企業様に向けて、上記でご紹介したような「案件・原価管理」のテンプレートをご用意しています。

このテンプレートをベースにすることで準備が整えば、数日~数週間程度で現場での試用を始められるケースもあります。

私たちは”システムを入れて終わり”ではなく、最終的にはお客様ご自身でアプリの修正やカイゼン(内製化)ができるようになるまで伴走いたします。(もちろん、社内にご担当者がいない場合は、継続して保守や改修をお任せいただくことも可能です)

また、システム導入にかかるコストを抑えるための「IT導入補助金」などの活用のご相談にも乗っております。

「うちのこのエクセル、アプリにできるかな?」「テンプレートを一度触ってみたい」など、少しでもご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
現場の課題解決に向けた「最初の一歩」をサポートいたします。

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